新しい薬の作り方

新しい薬の作り方

新しい薬はどうやってできるの?

まずは、天然物質や化学的に合成した物質を用いて、薬の候補となる物質を見つけ出します。と、いってもそれほど簡単ではありません。おびただしい数の候補化合物の中から、新しい薬の候補としてふさわしいものを見つけ出すのです。そしてそこから数々の実験や試験が実施されていきます。そのため、ひとつの薬を作るためには、膨大な時間と費用がかかるのです。

次に、ようやく見つけ出された薬の候補は、品質試験や動物を用いた実験により、有効性や安全性が確認されていきます。しかし、これではまだ不十分です。薬の候補を、患者さんに提供できる「薬」とするためには、最後に人に対しての有効性と安全性を確認しなければなりません。その確認のための試験が「治験」です。「治験」は3つのステップを踏んで進められます。そこで集めた試験データをまとめ、厚生労働省(旧厚生省)に申請。そこで審査を通 って、はじめて治験薬が正式な薬と認められ、発売することができるのです。

薬のもとを創る 新しい薬のモトになる新規物質を創り出す。
物理学的研究 新規物質について物理的・化学的に性状・構造を調査。
薬の候補を選出 薬のモトの中から、薬効が認められる物質を選び出し、薬の候補を選出。この段階をパスするのは1万以上の新規物質のうちごくわずか。
動物を用いた実験 薬効や体内での吸収・排泄、毒性などについて5段階に分けて研究が重ねられる。
治験届  
臨床実験(治験) 新薬の承認申請に必要なデータを作成するために人を対象に試験を行う。
承認申請 チーム審査+専門協議 薬事・衛生審査会 医療上の有効性と安全性が確認された新しい薬について、製薬企業が厚生労働省に製造承認の申請を行います。厚生労働省は審査センターにおける審査にかけ、厚生労働大臣の諮問機関の薬事・衛生審議会に諮ります。
承認  
発売